R-LABO

第3回 / 全5回

がんばりに頼らない
準備のしかた

前回、変えるのはひとつだけ、というお話をしました。今日はその「ひとつ」を続けるために、始める前にしておく準備のお話です。今日の内容は、聞いたその日から使えます。約3分。

続ける力は、性格ではありません

続けられる人と続けられない人がいる。その差は性格だと思われがちですが、僕は少しちがうと思っています。

続いている方は、たいてい始める前の準備の量がちがうんです。やる気がある日に動くのではなくて、やる気がない日でも動けるようにしてある。今日は、その準備を4つに分けてお話ししますね。

準備① 決めることを減らす

たとえば朝ごはんを食べると決めたとき、毎朝「今日は何を食べよう」と考えていると、そのうちやめてしまいます。考えること自体が、じつは一番の負担なんです。

だから「いつもの朝ごはん」を、2パターンだけ決めておいてください。2つあれば飽きませんし、迷う時間もなくなります。

準備② 手の届くところに置く

人は、見えていないものは食べません。逆に、目の前にあるものは食べます。

体にいいものほど、洗ったり、切ったり、ひと手間かかることが多いですよね。そのひと手間を、買ってきた日にまとめて済ませておく。これだけで、続く確率がずいぶん変わります。やる気は、ひと手間の前で止まってしまうんです。

準備③ 買い物のしかた

家にあるもので、その週に食べるものの9割は決まってしまいます。つまり、いちばん大事な判断はお店の中でしているんです。

コツは2つだけ。おなかがすいた状態で行かないこと。そして、行く前に買うものを決めておくこと。この2つだけで、家に入ってくるものが変わります。

準備④ 記録は3日、写真でいい

記録と聞くと身構えてしまいますが、書かなくて大丈夫です。食べる前に、写真を撮るだけ。それで十分です。

期間も3日でかまいません。おすすめは、平日2日と、休日1日。休日を入れるのは、休みの日の食べ方こそ、その人らしさが出るからです。ずっと続ける必要はありません。3日撮るだけで、自分の型が見えてきます。

できなかった日の、扱い方

ここが、いちばん大事かもしれません。準備をしても、できない日は必ずきます。そのときに「ああ、また続かなかった」と思って、全部やめてしまう方がとても多いんです。

でも、1日できなかったからといって、それまでの日がなくなるわけではありません。10日のうち7日できていたら、それは十分に続いています。やめる理由にしないこと。これだけ覚えて帰ってください。

続く人がやっている、小さなこと

続いている方に共通していることが、もうひとつあります。「気が向いたら」ではなく、曜日や時間を先に決めているんです。

買い物は日曜の午前。振り返りは水曜の夜。そんなふうに決めてしまうと、そのたびに考えなくてよくなります。やるかどうかを毎回決めていると、決めるたびに少しずつ疲れていきます。もう決めてあることにしてしまうと、ずいぶん楽になりますよ。

完璧にしないほうが、続きます

これは僕自身が大切にしていることでもあるのですが、完璧にしないほうが続きます。8割できていれば十分です。

きっちり決めすぎると、少しはみ出しただけで嫌になってしまいます。最初から少し余白を作っておく。そのくらいのほうが、半年後もまだ続いている、ということが多いんです。

準備は、今日のうちに

今日お話しした4つは、どれも15分もあれば終わります。朝ごはんを2つ決める。ひと手間を先に済ませておく。買うものを書き出す。写真を3日撮る。

始めてから整えるのではなくて、始める前に整えておく。準備をした人は、やる気のない日も動けます。そこが、いちばんの差になります。

今日のまとめ

次にできること

ここでお話ししているのは、栄養と生活習慣についての一般的な内容です。病気の診断・治療にあたるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。

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