R-LABO

第1回 / 全5回

体重計より先に、
見てほしいところ

ダイエットをがんばってきたのに、なかなか結果が出ない。そんな方に、いちばん最初にお伝えしたいお話です。約2分。

毎朝、体重計に乗っていませんか

朝起きて、いちばん最初にすることが体重計に乗ることだ、という方はけっこう多いんです。数字が増えているとがっかりして、減っているとほっとする。その数字で、その日の気分が決まってしまう。

もし心当たりがあっても、大丈夫です。それだけまじめに向き合ってこられた、ということですから。ただ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

体重は「結果」でしかありません

体重は、体の中で起きたことの結果として、あとから出てくる数字です。しかも、一日のあいだに1キロくらい動くことは、めずらしくありません。

その中身のほとんどは、水分です。食べた量、飲んだ量、汗、お通じ。そういったもので、かんたんに増えたり減ったりします。つまり体重計は、その人のがんばりを測っている道具ではないんです。

体は、毎日サインを出しています

では、何を見ればいいのでしょうか。実は体は、体重の数字が動くよりずっと前から、いろんなサインを出しています。そしてそのサインは、毎日その体で暮らしているご自分にしか気づけません。

今日はその中でも、とくに見やすい4つをご紹介しますね。

① 朝、どんなふうに起きたか

すっきり目が覚めたか。それとも、疲れが残ったままだったか。

なぜここを見るかというと、朝は「昨日の自分」がいちばん正直に出るところだからです。寝ているあいだ、体は日中に使ったところを直しています。その手入れがうまくいったかどうかが、起きた瞬間に出るんです。

毎朝つらいなら、それは気合いの問題ではなくて、体が何かを教えてくれているのかもしれません。

② お通じ

少し言いにくい話ですが、ここは体の中でいちばん正直な場所です。見るのは、回数と、かたさ。

食べたものがちゃんと消化されて、体に取り込まれたのかどうか。その答え合わせが、ここに出ます。どんなに良いものを食べても、うまく取り込めていなければ、体の中までは届きません。だから僕は、お客さまのお話をうかがうとき、必ずここを聞かせていただいています。

③ 眠り

見ていただきたいのは、長さよりも中身のほうです。布団に入ってから、寝つくまでにどのくらいかかるか。夜中に目が覚めることはないか。

何時間寝たか、ではなくて、どんなふうに寝られたか。眠りは、食べ方の続きでもあります。日中に食べたものが、夜のすごし方に出てくるんです。

④ 何を食べたくなるか

量ではなくて、いつ、何を食べたくなるかを見てみてください。夕方になると甘いものがほしくなる。夜中にしょっぱいものに手がのびる。そういうくり返しには、たいてい理由があります。

甘いものがやめられないのは意志が弱いからだと思われがちですが、そうとはかぎりません。体が何かを求めていることのほうが、多いんです。

見るだけでいい。直さなくていい

ここまで4つお話ししましたが、今日からぜんぶ直してください、という話ではありません。まずは3日でいいので、ただ見てみてください。

直そうとしなくて大丈夫です。気づくことのほうが、ずっと先にありますから。記録の取り方や、そのあと何をするかは、この先の回でゆっくりお話ししますね。

ただ、ひとつだけ難しいこと

正直にお伝えしておきたいことがあります。サインに気づくことは、ご自分でできます。でも、そのサインが何を意味しているのかまでは、なかなか分かりません。

同じ「疲れやすい」でも、その理由は人によってちがうからです。そこはひとりで抱えなくていいところなので、また改めてお話ししますね。

今日のまとめ

次にできること

ここでお話ししているのは、栄養と生活習慣についての一般的な内容です。病気の診断・治療にあたるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。

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